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台風シーズン到来!浸水どうする?

2023.06.22

台風シーズン到来!浸水どうする?

台風の大雨

「お、晴れた〜〜!」と思ったら次の日はまた雨・・・
そんな梅雨の季節、いかがお過ごしですか?

そして、先日の台風の大雨、皆さんの地域は大丈夫でしたか?

ウェザーニュースによると、今年は29個前後の台風発生が予想されています。
平年は25.1個と統計が出ているので、平年よりやや多いことになります。

6月の台風2号は、愛知県にも線状降水帯をもたらし、大雨による大きな被害を受けました。
特に、浸水被害などは広範囲にわたり、西尾の街も一部が川のように水が溢れていました。


浸水を防ぐためには、水はけを良くするために側溝を掃除したり、防水テープ・土嚢や止水板をつけたりすることは事前にできます。
では、予想を超えた急な浸水被害を受けた時、どうしたら良いのでしょうか?
もちろん、まずは命の安全を確保することが最優先ですが、台風が去って水が引いて来つつある状況を想像して、考えてみたいと思います!

家が浸水してしまった!!さて、どうしよう?

床下浸水と床上浸水

<床下と床上の定義>
●床下浸水
深さ50センチ以下。成人の場合、ひざ程度までが水に浸かる高さ。床上に至らない浸水。
●床上浸水
深さ50センチ以上。床面以上に水が押し寄せた状態。または土砂などが堆積し、一時的に人が住めない状態。
※国土交通省の定義参照

〜〜〜〜

今回は、床下浸水にのみスポットをあてて、分かりやすく紹介します!

床下浸水の対処法

1、排水作業
●水が少ない場合
バケツなどでかき出す
●水が多い場合
工事用排水ポンプを使うと効率が良い。ホームセンターや通販で購入可能。リース会社でレンタルもできます。

2、泥・ゴミの除去
床下に溜まった泥やゴミは、しっかり除去する。(スコップ、ちりとりなどですくい取る、土嚢袋やビニール袋に入れる)
真水で洗浄する。(ホースや高圧洗浄機などを使うとGOOD)

3、乾燥
完全に乾燥させる。(扇風機、送風機を使うとGOOD)
☆注意!→温風で乾かすのはダメ。(木材の歪みや、火災につながる)

4、消毒
<以下の場合は、必ず消毒>
 ・下水や浄化槽の汚水が溢れた場合
 ・床下が乾燥しにくい場合
 ・氾濫した河川の水が流れ込んだと予想される場合
 ・腐敗物、動物の死骸などが流れ込んだ場合
<一般的な消毒剤>
 消石灰(水酸化カルシウム)を、1平方メートルあたり、1kgを目安に散布します。☆注意!→殺菌作用が強いので、吸い込んだり、目に入ると危険です!

ちなみに、西尾市では浸水等で必要な時、自治体を通して消毒剤が支給されることがあります。
参考→


対処をしなかったらどうなる?

床下浸水の対処をしないままだと、どうなるのか。

●悪臭
湿ったままの床下には、微生物や雑菌が存在しています。さらに、下水や汚水などが混じって雑菌は大繁殖して行きます。
すると強い悪臭が発生し、排気口や配管をつたって家中に広がり、ひどい場合は半年以上続きます。
健康被害としては、頭痛や吐き気を引き起こします。
●土台の腐食
木材を腐食させる「床材腐朽菌」が繁殖します。柱を腐らせ、床材の部品が錆びて行きます。
結果、家の耐久度は低下します。
●カビ
床下の湿気は、カビの発生を促します。内装材(壁・床・天井・柱など)や家具などに一度カビを繁殖させてしまうと、黒ずんだ部分は簡単には除去できません。
また、健康被害も深刻です。カビを吸い込んで、呼吸障害や肺炎を起こす可能性があります。
●害虫
シロアリ、ダニ、ゴキブリは、湿度が高い床下を好みます。柱や壁の内部を食い荒らしたり、感染症も心配されます。
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◎浸水被害後に考えられる感染症や炎症→破傷風、レジオネラ症、結膜炎、気管支炎

現代の住宅は、機密性や断熱性が高いので、昔の住宅ほど換気が十分に行えず、乾燥にも時間がかかります。
だからこそ風通しや湿気対策が必要になります。

とはいえ、浸水被害にあった場合の後片付けや掃除は、時間や労力を多く費やします。
元通りの生活に戻るまで、どれだけ時間がかかるのかも不安ですよね。
どうしても自己処理が難しい場合は、少しお金はかかるけれど、専門の業者に依頼した方が安心かもしれません。


もしもの時の心構え
まだまだ今後も、台風やゲリラ豪雨に悩まされる季節は続きます。
ですが、備えあれば憂いなし!
防止策としてできること、その後の被害も想定しておくと心構えも違います。
今から、土嚢袋やスコップ、バケツやホースリール、ゴーグルや長靴なども用意しておくと良いですね!

今回は、床下浸水にあった場合の対処法と注意点を取り上げました。
次回は床上浸水を取り上げてみたいと思います!






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